出足好調なLCCの今後は

LCCのジェットスター・ジャパンが成田―関空便を3990円から発売したり、期間限定で1万席分の片道航空券を1円で販売したり、他社の価格より10%割り引いて販売する「最低価格保証」を導入したりなど、動きがかなり活発になってきました。

ピーチのほうは3月1日の就航から1カ月の搭乗率が83%、4月も引き続き好調とのことで、出だしは上々のようです。

LCCには機内サービスのほとんどが有料・シートが狭い・遅延が発生しやすいなどのデメリットがあります。でもそれらを差し引いても、やはり安さというのは大きな魅力なわけですが、同じように考えている人が多いことの表われなのかなと思います。
片道で航空券を買えるから気ままに動けるという点も、一人旅する人にはメリットが大きいですね。

ANAやJALなどは男性客が圧倒的に多い反面、ピーチの利用客は半分程度が女性だそうで、これについては「へぇ!」と感じました。
あるていどの不便さをあらかじめ知ったうえで利用すればすごくお得というところが、女性たちのアンテナに引っかかったんでしょうか。

これからもLCCはますます勢いを増してきそうな気がします。
でも従来の航空会社(レガシーキャリア)もどんどん手を打ってくるでしょうし、新たなLCCがさらに出てくるような気もするので、ますます競争が激しくなるのかなと思います。

個人的には、レガシーキャリアとLCCの差がだんだん少なくなっていき、最終的には「お客さんの満足度をどれだけ高められるか」の勝負になっていくのかなと予想しています。

ともあれ、海外旅行にますます行きやすくなるのは旅好きにとっては何よりうれしいことですね。

出典:日経新聞・格安の空、はや激戦 ジェットスター、ピーチより安く・ジェットスター、成田―関空便3990円から・格安航空ピーチ、日本発のブランドで勝負 井上CEOに聞く

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