ベトナムでバイクを運転してみて初めて分かった、騒音の真の理由


Ho Chi Minh,Vietnam / Kossy@FINEDAYS

こちらの記事に、日本とは比べ物にならないくらい危険なベトナムの交通事情について書かれています。
バイク事故(ベトナム的暮らし)

たしかにベトナムではすさまじい量のバイクが走っています。

交通ルールなどあって無いようなもので、信号無視は当たり前。
1台のバイクに3~4人が乗っていることもしばしば。

そして道を渡りたい時は、横断歩道でバイクや車が止まってくれるのを待っていてもラチが明かないので、ちょっとした切れめを狙ってササっと渡っていく必要があります。

みんなけっこうスピードを出していて、しかもクラクションの音がけたたましいので最初のうちは圧倒されてしまうかもしれないですが、だんだんコツがつかめてきます。

さてニャチャンという街に行った時に、泊まったホテルにレンタルバイクのサービスがありました。

ベトナムのすさまじい交通事情を見たあとだったので怖くもあったのですが、もともと乗り物の運転が好きだし、運転の仕方も教えてくれるということなので挑戦してみることにしました。

運転が簡単なスクーターみたいなバイクだろうから大丈夫、何とかなるだろうと思いつつ待つこと約30分。

バイクの準備ができたという連絡をもらってホテル入口に行ったところ、なんとそこにあったのは新聞配達の人たちがよく使っている、いわゆる「カブ」!

こんなの運転したことないぞ、大丈夫か??と内心かなり焦りながら係のお姉さんの説明を聞いていたのですが、実際に乗ってみると、最初のうちは戸惑ったものの、思ったよりも簡単。
10分~20分くらいホテル前で運転してみたらだいぶ慣れてきました。
というわけでいざ街中へと繰りだすことにしたのですが、実際に道路を走ってみると、ベトナムの交通事情は予想以上に厳しいものでした。

自分が甘かったといえばそれまでですが、歩行者がいきなり道路に飛び出してくるなんていうのは当たり前。
それ以上に大変だったのは道を左折したいときです。

日本とは車線が逆なので、日本でいう右折になるのですが、赤信号になっても対向車線を走っているバイクや車の流れが途切れないので、そのまま待っていても永久に左折できません。

途方に暮れながらふと他のバイクを見ていると、なぜかみんな悠々と左折していきます。
どうしてそんなに余裕で曲がれるんだろう?と思いながら観察していると、どのバイクもクラクションをブーブー!と鳴らしながら進んでいることに気がつきました。

そうすると対向車線のバイクが速度を緩めるなり止まるなりして、左折し終わるのを待ってくれるようです。

なるほど、そうやればいいのか!と頭では理解したものの、実際にやるとなるとやっぱりひるんでしまいます。

でも勇気を出してバイクの流れが途切れた瞬間を狙い、クラクションを鳴らしながらゆっくり進んでみると・・・できました!左折成功!!
ゆっくり進むのもポイントで、変に焦って急ごうとすると、はずみで転んでしまいそうになるなど、かえって危ないです。

道を走りながらさらに他のドライバーの様子を見ていると、クラクションを左折時以外にも活用していることに気がつきました。

信号を無視して渡ろうとする人や、無理に交差点に突っ込んでくるバイクがいたら、クラクションを鳴らして警告しています。

それもマネしてやってみたら、たしかに歩行者が道を渡るのをやめたり、バイクが止まったりします。

こういった暗黙の(?)交通ルールを身につけたらあとは楽になり、地元の人たちみたいにクラクションをおもいきり活用しつつ、一日中街中を走りまわりました。

ふつうの観光客は行けないようなところまで足を伸ばせたりしてかなり楽しかったです。

この経験によって、ベトナムのバイクのクラクションの音がやたらとうるさいのは、自分の(あるいはお互いの)身を守るためなのだということに気づきました。

それからは、けたたましいクラクションの音を聞いた時にうるさいなと思いつつも「お互いの身を守るためなんだから仕方ないよね」とも思えるようになりました。

なお余談ですが、バイクを借りるとき免許証の提示は求められなかったし、街中でも全く不都合なし。それを当時は全く疑問に思いませんでしたが、あとから考えると不思議な話です。

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